気道確保

気道とは、鼻・口から始まり鼻腔,口腔,咽頭,喉頭,気管,気管支を経て肺に達するまでの空気の通路を言います。
気道確保は、気道の詰まった状態(閉塞)を解除する方法であり、心肺蘇生法の中で最も重要な基本手技である。
意識がなく、呼吸もできず死亡する例の中にも、気道確保で助かるものが多い。

▼気道閉塞の主な原因
1. 意識不明
意識のない人では、あご,首,舌などの緊張が抜け、舌の根元が喉の奥へ落ち込んで気道が塞がること(舌根沈下)が多く見られます。
→舌根沈下を防ぐ手当として、気道確保を行う。
頚椎の損傷疑いがない限り、そのままの体位でまず頭を後ろに曲げ(頭部後屈)、下あごを前に突き出した状態(あご先挙上)にする。
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2. 気道内異物
液状物や固形物が、喉の奥に詰まることがあります(またこれが刺激となり、喉が痙攣を起こして閉塞することがある)。
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【症状】 気道確保
突然激しい咳が出てもがき苦しみ、声が出せなかったり異常音(ヒューヒュー音など)がする
胸に激しい呼吸運動が見られるにもかかわらず、空気の出入りが少ないか止まっている
顔,首,手などが青くなり、意識が次第に鈍ってくる
人工呼吸を行ったときに抵抗が大きく空気が入らない

【手当】
部分的な閉塞でも呼吸ができるようなら自分で咳や呼吸をするように努力させ、それを妨げないようにしてください
呼吸不能状態に移行することがあるので、直ちに手当できるよう状態をよく観察しながら医療機関へ運んでください
完全に閉塞していて自分で呼吸ができなくなっていても、人工呼吸を試みながら医療機関へ運んでください
窒息の症状が治まっても、できるだけ早く医師の診察を受けさせてください

【気道内異物の除去の種類】
固形物あるいは固形に近いものが詰まっていることが確認できた場合のみ実施下さい
(1)背中をたたく
(2)口の中の異物を取り除く
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